また、インドのある高官はAIIBに融資を求めていることを明らかにした。同国のモディ首相は2020年までに太陽光発電プラントの発電容量を100ギガワットに引き上げる計画を打ち出しており、AIIBからの融資でプロジェクトを資金面でサポートする考え。インドは現在、中国に次ぐAIIBの第2位株主となっている。
AIIBの魅力と包容性
AIIBとの連携に向けた動きが活発化するなか、当初はAIIBに懸念を抱く西側諸国も揺るぎ始めている。AIIB投資プロジェクトの始動につれ、透明かつ公平な運営体制が世間で知れ渡るだろう。より多くの協力モデルが誕生し、包容に満ちたAIIBの発展を後押しする。
ウインウイン関係の構築と発展に世界が期待
AIIBの第1弾の投融資プロジェクトが世界から注目される大きな要因はそのモデル効果にある。より広範囲にわたり、中国とアジアの協力に契機が訪れる。世界経済が「New Mediocre=新たな凡庸」という状況に陥るなか、クロスボーダー投資や優良プロジェクトの推進で如何に連携を強めることが、成長が直面する難題を解決するカギとなる。投資各側のウインウイン関係の構築に向け、このタイミングで登場するAIIBは有益なプラットフォームとなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月8日