世界銀行と中国が主導するAIIB(アジアインフラ投資銀行)は13日、共同融資で枠組み合意した。世銀グループのジム・ヨン・キム総裁とAIIBの金立群総裁が同日、ワシントンで合意文書に調印した。両行が共同融資で合意するのは、今回が初めてとなる。
両行は中央アジア、南アジア、東南アジアにおける交通、水利、エネルギー分野など12件程度のプロジェクトをめぐる共同融資について検討を進めている。
世銀は今回の共同融資にあたって、世銀の調達や環境社会配慮政策(セーフガード政策)に基づいて、手続きや監督を行う方針だとしている。
AIIBの金総裁は、「他の分野についても、世銀と長期にわたる実りある関係を築いていきたい」と述べ、期待感を示した。