中国財政部が15日発表した財政収支データによると、第1四半期(1-3月)の全国一般公共予算収入は3兆8896億元と、前年同期に比べ6.5%増加した。うち中央一般公共予算収入は1.2%増の1兆5666億元、地方一般公共予算本級収入は10.4%増の2兆3230億元。また、全体の収入の中で、税収は7.8%増の3兆2954億元だった。
その他のマクロ指標と連動し、第1四半期の財政収入も「好調な滑り出し」となった。財政収入の増加率は昨年通年を0.7ポイント上回った。専門家は、一部地域の不動産取引回復が関連する税金の増収につながり、特に地方財政収入への貢献が比較的大きかったと分析している。
内訳をみると、不動産企業の所得税は764億元に15.1%増加。そのほか、一部地域の分譲住宅販売回復や比較対象となる前年の水準が低かったことで、契約税、土地増値税、耕地占用税、都市部土地使用税、不動産税の増加率はそれぞれ15.4%、19.9%、14.1%、4.7%、10.5%に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月18日