日本・九州地方の熊本県で16日未明、マグニチュード7.3の地震が発生した。18日正午までに確認された地震の死者は42人に上った。負傷者は1000人以上に達している。
被災地で大規模な停電が発生。多数の建物が崩壊し、橋梁の崩落、道路の寸断など交通網にも大きな影響が出ている。多くの住民は屋外での避難生活を余儀なくされた。また、熊本県に位置する活火山の噴火も確認。日本気象庁は一時、九州西部有明海沿岸と八代沿岸地域の津波警報を発表した。
14日に九州でマグニチュード6.2の地震が発生した以降、強い地震が相次いでいる。地震が経済に与える影響について、日本銀行(中央銀行)は注視する意向を示した。日銀の黒田東彦・総裁は、「地震の影響を具体的に測るのは現段階では難しいが、注意深くみていく」と述べた。日銀は引き続き市場の動向を注視し、必要と判断された場合は追加緩和に踏み切る構えだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月18日