日本政府はこのほど、民間企業と共同で小型無人飛行機(ドローン)を使った宅配の実証実験を千葉県で行った。ドローンの開発、製造を手がける自律制御システム研究所(ACSL)、ネットショッピングなどのインターネットサービスを運営する日本企業・楽天などが参加した。
今回の実証実験で2つのテストを実施。1つ目はワインボドル1本をかごに乗せたドローンを商業施設の屋上から付近の公園に飛ばした。2つ目は公園から隣接するマンションの屋上に医薬品を届けた。いずれもACSL製のドローンにあらかじめ飛行ルートを設定し、全地球測位システム(GPD)で位置を確認しながら自律飛行した。
市街地でドローンによる宅配の実証実験が行われたのは日本で初めて。千葉県は東京オリンピックが開催される2020年までにローンによる宅配サービスの実用化を目指す。同県は今後、荷物の運搬がスムーズにできるよう、対象地域の新築マンションのベランダにドローン専用の離着陸スペースを設置させる計画だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年4月20日