中国の民間調査機関である胡潤研究院は18日、中国の高級車オーナーの特徴に迫った白書を発表した。昨年も同白書を発表したが、今回は中国と欧州を比較する報告が加わった。揚子晩報が報じた。
今回の調査によると、中国の高級車オーナーは平均年齢33歳と、昨年の33.5歳より若くなった。職業は、中間管理職、民間企業経営者、公務員が主だった。この点、欧洲を見ると、自由業者や専業主婦、退職者などの割合が明らかに中国より高かった。また、中国のオーナーの平均世帯月收は約9万元(約153万円)と、欧洲より3割少なかった。中国の高級車オーナーの7割は、「滴滴」や「Uber」などのタクシー配車アプリを使用したことが「ある」と答え、「よく使う」との回答も17%に達した。また、5割以上が、ハイヤーの運転手をしたことが「ある」と答えた。
胡潤研究院は、中国の北京、天津、大連、上海、杭州、広州、深セン、厦門(アモイ)、昆明、成都の10都市で、1350人を対象にした定量アンケート調査を行い、一方の英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデンの6カ国では、1110人を対象に定量サンプル調査を実施した。
そして、中国で代表的で、市場カバー率が高い、アウディ、BMW、ポルシェ、ベンツ、キャデラック、レクサス、ランドローバー、ボルボ、インフィニティの9ブランドを調査対象とした。