中国の観光業が今年に入ってから、投資は言うまでもなく、収入面でも経済の一大ハイライトとなっている。
今年第1四半期の全国観光業投資実績額は1175億5000万元と、前年同期に比べ10.38%増加した。規模の拡大が続くなか、投資主体の多様化が進み、観光地区や観光町村などへの投資ブームがみられる。
「大プロジェクトが多いことと、民間投資の盛り上がりが第1四半期の観光投資にみられた大きな特徴だ」。国家観光局計画財務司の責任者は、建設中の投資総額100億元以上のプロジェクトが195件で、前年同期に比べ15%以上増えたと説明。民営企業の投資実績額は746億4400万元と、全体の63.5%を占めたとしている。
投資が急拡大する背景には観光業の「集金力」があり、このことは旅行会社の第1四半期業績にも反映されている。
衆信旅遊の役員会秘書を務める王鋒氏は、第1四半期の売上高が前年同期比83.11%増、純利益は41.77%増だったことを明らかにした。
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