外資の突然の撤退はありえない
王氏は、「中国で見られる資本流出は、主に銀行や企業などの資産配置の調整、例えば海外資産の積極的な買い増し、従来のドル建て外債の償還などであり、外資の撤退とは本質的に異なる。他国の対外負債は主に短期的な株・債券投資であるが、中国は主に国内での直接投資が中心だ。長期的な経営や高い安定性という特長を持ち、急に撤退することは不可能で、依然として安定的に拡大している」と話した。
中国商務部が発表したデータによると、中国の今年第1四半期の実行ベース外資導入額は着実に増加した。3月に全国で新設された外資系企業は、前年同月比26.1%増の2560社。実行ベース外資導入額は7.8%増の823億4000万元。
王氏は、「昨年より、中国での直接投資は依然として大きな規模を維持している。これは海外投資家が依然として、中国の関連企業と投資プロジェクトに注目していることを意味する。先ほどハーバード大学の著名エコノミストと話をしたが、中国のように7%という安定的な高い収益を得られる場所は他にあるだろうか、と聞かれたほどだ」と述べた。