劉景徳副総経理
上海とロンドンの株式市場を相互接続する「滬倫通」(上海・ロンドン・ストックコネクト)が今年9月にも導入され、中国の株式市場が国際市場と接続される見込みだ。香港信報が報じた。「滬倫通」の導入観測の高まりは、A株市場の動向にどのような影響を及ぼすのだろうか?
信達証券研究開発センターの劉景徳副総経理は、25日の中国経済網「中韓財経連線・滬港通」という番組で、導入済みの「滬港通」(上海・香港・ストックコネクト)に加えて「滬倫通」が導入されれば、A株市場の国際化に向け良好な足固めになると指摘。中国資本市場の国際化と近代化も加速する。現在のA株市場は中長期的な底値圏にあるため、海外資金が流入しやすくなっている。相場は下落が続き、テクニカル的には下値支持線まで下げている。多くの大型優良株が割安な水準まで下げているため、「滬倫通」の導入観測はA株市場の反発にポジティブな作用を及ぼす可能性があるという。