傳祺GS4EVモデル
2016年(第14回)北京モーターショーが25日に開幕した。モーターショーから最先端の技術やコンセプトが読み取れるほか、未来に向かって自動車産業の競争勢力図も見え始めている。
新エネ車に高い支持
『傳祺GS4EVモデル』、『東風風行景逸S500EV』、『栄威e950』、『艾瑞沢5EV』、『江淮iEV6S』、『テスラモーターズモデルX』--。今回出展された新エネルギー自動車は147台にも達する。15年上海モーターショーの103台に比べ、今年の北京モーターショーで新エネ車の出展台数が4割増えている。
北京汽車の新エネ車ブースで、『ARCFOX』純電気スーパースポーツカーが来場者の目を奪っている。北京汽車新エネ車部門の鄭剛・総経理によると、同車の0-100km/h加速がわずか3秒、最高時速は260km/h、航続距離は300kmに達する。
フォルクスワーゲン展示ブースの『T-Prime GTE』コンセプトカーも大人気。フォルクスワーゲングループ(中国)のハイツマン総裁は『経済日報』の取材に対し、「中国政府の力強いサポートと市場の高い成長ポテンシャルを受け、向こう3~4年以内に現地生産の純電気自動車(EV)或いはハイブリッド車(HV)7モデルを中国市場に投入する計画。また、中国に新しい設計・研究開発センターを建設する予定」と語った。
新興自動車メーカーも今回のモーターショーで相次ぎ新エネ車を披露。テスラモーターズに加え、IT企業の楽視が初のコンセプトカーとなる『LeSEE』を公開した。楽視と提携関係を結んでいるファラデー・フューチャーも初のコンセプトカー『FF ZERO1』を展示。新たな電気自動車ブランド『長江EV』を発表した長江汽車は、純電気マイクロバス1モデル、純電気商用車1モデル、純電気SUV2モデルを公開している。