パナソニック中国の殷志明総経理(社長)は、ミュンヘン上海電子設備展示会(Electronica China)での取材において、「リチウム空気電池、グラフェン採用電池の量産にはまだ十数年かかるため、向こう5年間はリチウムイオン電池が新エネルギー車の主な動力源となる」と述べていた。
パナソニックはすでに米テスラと提携し、50億ドルを投じて米国にリチウムイオン電池工場を新設しており、今年にも生産が開始され、2020年までに同工場は電気自動車50万台分の電池を生産する計画だ。中国への生産能力転換を通じ、パナソニックは鍵となる中米二大市場の車載電池事業の確固たる基盤を確保したい考えだ。
パナソニック中国車載統括部の俞芦勇マネージャーは、「中国新エネルギー車市場の急速な拡大と関連工場の品質、安全性能への要求が絶えず高まるにつれ、パナソニックの中国市場でのチャンスはますます多くなっている。現地の顧客目線で、顧客ニーズに適った商品開発とソリューションの提供は我々の発展の方向性である」と語った。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年4月28日