また、ロシアはすでに北極海航路の開拓を進めており、琿春とザルビノ港が将来的に東北部で中国と欧州間の貿易経路となるためのコスト競争基盤を固めた。北極海の「黄金航路」を通れば、物流企業は少なくとも7500海里と15日を節約することが可能な上、砕氷技術と気候温暖化が四季を通じた年間の通航を保障する。中国と欧州の貿易総額は2015年が3兆5100万元に上り、2020年には1兆米ドルに拡大する見込みで、中国東北部はこれを契機に最大限の全面振興が可能となり、一大経済地域としての輝きを取り戻すだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月3日