万向集団の施設
倪頻総裁は、A123が黒字転換した最大の要因として、万向集団が中国市場に精通していることを挙げた。A123が米国の工場で生産した製品の70%が中国に送られる。資源ポートフォリオのグローバル化は中米双方にメリットがあり、特に新エネルギーのような新興産業において、単独の国家では立ち行かないことが多く、中国市場から離れれば米国の技術も水を得られない魚と同じになると指摘した。
万向集団がA123を買収した当初、米国の政治家やメディア、ライバル企業の一部からは反対の声が上がったが、A123を立て直したことで全ての疑念や懸念が自然と解消され、中国と米国の企業が提携した良い参考事例となった。中国の資金と市場が、核となる優良資産を持つ米国企業を救い、数百人分の雇用を守った。同時に、米国の先端技術により、中国の消費者は品質と性能に優れた製品を楽しんでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月3日