湖南省長沙市のリニア線で5日、最後の調整が行われた。同リニア線の調整作業が同日、急ピッチで進められ、5月6日より正式に試験営業を開始する予定だ。同線は長沙南駅と長沙黄花空港を結び、総延長は18.5キロメートル。着工は2014年5月、投資総額は42億元。同リニア線は昨年末、一次試験に合格し、試運転を開始した。
中低速リニア線は、新しいレール交通システムで、土木工事、給電、運行制御、その他の機械電力という4大システムに分かれる。機械電力システムは従来のレール交通とほぼ変わらないが、残りの3大システムは列車様式の変化により大きな課題を迎えた。
着工当初、多くのリニア専門家は路盤という形式に賛成しなかった。国内の試験線、日本と韓国の運営線のいずれも高架橋という形式を採用しており、点検用倉庫内に一部採用されているだけだからだ。中鉄第四勘観設計院の設計チームは、リサーチを進めた上で、「リニア線に高架橋しか採用できないならば、長沙市では通用するかもしれないが、山間部、丘陵、道路を通過する場合にはどうするべきか?リニア線を今後、どのように普及させるべきか?」と疑問視した。チームは技術力により専門家を説得した。滬昆高速鉄道の下を通過させるという最良の通過方法により、長沙リニア線の実際の難題を解消し、かつ未来の中低速リニア線の発展に向け世界初の快挙を成し遂げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月6日