中国鉄路総公司と銀龍股份が共同で開発・設計した高速鉄道CRTSⅢ型プレテンション・プレストレスト軌道スラブのライン生産方式が先ごろ、河北省河間市の専門家チームによる審査に通った。専門家チームは、その中心となる技術方式、設備が世界初で最先端の水準にあると認めた。
軌道スラブは、高速鉄道の軌道を構成する重要な部品で、高速、安全で安定した列車運行のカギとなる。国家戦略に沿って旧鉄道部が2012年、CRTSⅢ型「プレテンション・プレストレスト方式バラストレス軌道構造システムの試験研究」を重大な研究テーマと位置づけ、銀龍軌道公司河間研究試験基地が開発・生産を担った。
2013年に、独自の知的財産権となるCRTSⅢ型プレテンション・プレストレスト軌道スラブは、西安-宝鶏の旅客輸送専用鉄道や、瀋陽-丹東などの試験区間で導入に成功した。この軌道スラブは時速300キロ以上の高速鉄道に利用され、ここ2年では、鄭州-徐州、北京-瀋陽、商丘-合肥-杭州、北京-香港九龍などの建設中及び計画中の高速鉄道で全面的に採用されている。