中国の2016年第1四半期の経済情勢について、ある権威ある専門家が『人民日報』の独占インタビューに応じた。現状と課題、今後の見通しをめぐって以下の10点を指摘した。
1、総合的に判断すると、中国経済は「U」字型、「V」字型ではなく、「L」字型のトレンドを辿っている。「L」字型は一つの段階で、1、2年で終わるものではない。
2、中国の経済運営で、足元と今後の一定期間において供給側構造改革の推進が中心になる。長期的な視点でみれば、「中所得国の罠」を回避できるか否かもこれがカギを握る。負けられない闘いだ。
3、民営企業による投資の大幅な縮小、不動産バブル、生産能力の余剰、不良債権、地方債務問題、株式、為替、債券市場の変動、違反な資金集めなど、リスクも増加している。