4、新たな成長原動力が経済を全般的に支えられるというレベルまでには達していない。
5、経営が立ち行かなくなった「ゾンビ企業」への対処について、「乳離れ」させるべき時は「乳離れ」をさせ、供給を中止させるべき場合は中止させる。「栄養点滴」と「人工呼吸器」の管は断固として外す。確実にすでに救えない企業は、閉鎖すべきは閉鎖し、破産すべき場合は法に基づき破産手続きをする。「債務の株式化」や、無理矢理な再編計画の乱発は禁物だ。多大なコストがかかる上、このような誤魔化しはいずれまた重荷となる。
6、地域、業界、企業を問わず、「80:20の法則」(パレートの法則)は適用する。その「80」にあたる大多数は頭角を現わし、明るい未来を迎える。
7、株式市場、為替市場、不動産市場の政策の方向性は明示されている。市場のそれぞれ機能、役割を発揮させ、発展規律を尊重する。安易に経済成長を確保するためのツールとして利用してはいけない。