足踏みする様子はまず、個人消費の意欲が持続的に低下していることに表れている。内閣府の9日に発表した消費動向調査によれば、2人以上の世帯の消費者態度指数は前月比0.9p低下して40.8pとなり、2カ月連続で低下した。一般的な世帯が金利の低下を受けて不動産市場や株式市場に資金を投入するということはなく、逆に銀行に預けると金利を取られることを心配して、保険を買って家に置いておくという人が増えている。
足踏みの様子は次に、企業の投資意欲の低迷に表れている。「アベノミクス」はトヨタなどの輸出型大企業に過去最高の利益をもたらし、日本企業が保有する現金は3年前より18%増加して、248兆円になり、日本の国内総生産(GDP)の50%に相当する数字になったが、今年の春闘では企業のベースアップは予想の半分にとどまった。
足踏みの様子は金融機関の国債の売り惜しみにも表れている。マイナス金利政策の実施対象は金融機関が日銀に預ける預金のうちの預金準備率を超過した部分だ。日銀に利息を支払わなくてもいいように、商業銀行は国債を買い増しして手元の現金を減らし始めている。国債購入は日銀の緩和政策実施の主な手段でもある。4月初めに発行された30年もの国債は6カ月ぶりに取引がゼロとなった。3月末には金融市場の取引量が暴落して2011年末以来の最低を更新。投資家は13週連続で日本株を売却し、1998年以来最長の連続売り越しとなった。
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