ファーウェイはアメリカのカリフォルニア州北区裁判所と中国の深圳中級裁判所で、サムスンを知的所有権侵害で提訴した。通信技術に関する高付加価値特許とスマートフォンで使用されるソフトウェアを含む知的所有権の侵害に対し、サムスンに損害賠償を求める。ファーウェイは、同社技術を特許許可なしに使用する企業に対しては合理的な賠償を求めるとしている。
「ファーウェイは長年、業界の特許保有者と積極的に交渉してきた。すでに数十社と使用許諾の協議に調印した」と、ファーウェイ知的所有権部の部長である丁建新氏は述べる。「ファーウェイはサムスンに対し、当社の研究開発と知的所有権を尊重し、許可なしに特許を侵害する行為を止めて欲しい。積極的な協力の態度をもってファーウェイと共に産業の進歩を推し進めていくことを希望する」。