香港・珠海・マカオ大橋の珠海連接線、来年開通へ

香港・珠海・マカオ大橋の珠海連接線、来年開通へ。

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発信時間: 2016-05-30 09:18:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

広東省政府がこのほど打ち出した「『珠江デルタ計画綱要』実施のための2016年重点任務」(以下「任務」)には、珠海にかかわる重大プロジェクト9件が盛り込まれており、そのうち5件は今年の投資額が118億6千万元にのぼる。

省・市レベルの重点プロジェクトではしばしば、交通インフラの建設が重点となる。南方都市報記者の調べによると、「任務」においても、珠江デルタ都市群内部の交通回廊と軌道交通の建設加速が求められている。今年は軌道交通プロジェクト9件の竣工と11件の起工が求められ、新たな営業キロは373キ ロメートルに達している。軌道交通プロジェクトのうちの一本は、全線が珠海を走る珠海市街地から珠海空港までの都市間軌道交通で、拱北・横琴区間の建設が 進められている。今年は主体工事や土地接収、住民移転などが継続される。珠海関連ではさらに広仏江珠(広州・佛山・江門・珠海)都市間軌道交通が目玉と なっている。省政府は今回、同プロジェクトの実現可能性調査の認可の年内の実現を急ぐよう求めた。

2009年に起工された港珠澳(香港・珠海・マカオ)大橋はこれまでにほとんどの工事を完了している。今年1月には、珠海側の連結線となる横琴北インターチェンジ・洪湾インターチェンジ区間が前倒しで竣工・開通した。省政府は、珠海連接線の南湾インターチェンジ・洪湾インターチェンジ区間も年内に開通させ、2017年 には全線開通を実現するよう求めている。港珠澳大橋の重要工事となる珠海口岸(チェックポイント)や人工島では、旅客検査ビルや交通センターの主体構造の 工事が昨年完了しており、今年は旅客検査エリアと交通センター、交通回廊の鉄筋コンクリート構造と鋼構造、外壁の工事を完了し、橋梁工事の下部構造の工事 も完了することが求められている。

横琴自由貿易区は、珠海市と広東省の発展の重点であり、「任務」においても横琴について数多く触れられている。横琴の建設事業は今年、長隆国際海洋リゾートの2期工事と珠海横琴十字門CBD(中央業務地区)が重点となる。このうち十字門CBDの珠海横琴国際金融中心大厦はすでに鋼構造建設の段階に入っており、珠海中心大厦も昨年、主体工事の建設を完了した。この2棟のビルは今年、後期工事が進められる。CBDではさらに、湾仔エリアのB・C・D各 ゾーンの道路工事や煙トン山(トンは土偏に「敦」)の整地工事の完了が求められている。「計画」によると、横琴は今年、長隆動物王国やカカ楽園(カは 「上」と「下」の合体した漢字)などのプロジェクトを起工し、横琴国際金融中心大厦を竣工することとしている。改革革新では、省政府は横琴に対し、出入境 チェックポイントの総合監督管理体制の構築検討や、国際観光島・国際化観光集散センターの建設などでブレークスルーの実現をはかるよう求めている。

記者の調べによる と、横琴はさらに今年、国家プロジェクトとなるスマートシティ中国・欧州協力の試行事業の建設を進め、国家級海洋エコ文明建設モデル区の構築も進める。人 才誘致の面では、広東省は、横琴・南沙・前海での技術移民制度の試行実施に向け、国に認可を求めていく方針だ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月30日

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