中国のモバイル決済、カードを飛び越し「キャッシュレス社会」へ

中国のモバイル決済、カードを飛び越し「キャッシュレス社会」へ。 中国の都会のレストランでお客が勘定のときに取り出すのは、今や携帯電話でありサイフではない…

タグ: モバイル,決済,中国

発信時間: 2016-05-28 10:41:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の都会のレストランでお客が勘定のときに取り出すのは、今や携帯電話でありサイフではない。モバイル決済の急速な普及によって、中国の都市生活者はクレジットカードの時代を飛び越して「キャッシュレス社会」に直接入ろうとしている――英フィナンシャル・タイムズは21日、こう伝えた。 

同誌が中国の1000人の消費者にアンケートを実施したところ、98.3%の人が過去3ヶ月以内にモバイル決済を利用したことがあると回答した。その比率は住まいや年齢、所得にほとんど関係なかった。最もよく使う決済システムとしては(複数項目で回答)、支付宝(アリペイ)と答えた人が79.5%と、クレジットカード(45%)やデビットカード(30%)と答えた人を大きく引き離し、さらに現金(79%)と答えた人をも上回った。また26%の人が微信決済を最も利用すると答えた。

モバイル決済の急速な普及が意味しているのは、中国ではこれからもクレジットカードが使われないということかもしれない。統計によると、昨年末時点で中国人1人当たりのクレジットカード保有枚数は前年末の0.34枚から0.29枚へ減少。その一方でモバイル決済の口座数は64.5%増の3億5770万口座に達している。 

その用途はショッピングのほか、水道光熱費の振替、レストラン予約、旅行予約などと幅広い。 

また予想通りであるが、年齢が35歳以上の人は、たとえスマホを持っていたとしてもモバイル決済を好む人の比率は56.1%ほどで、反対に18から24歳の人では88%に達している。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月28日

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