中国航空産業の発展を推進する一連の政策や措置は今年下半期に順次発表される見通しだ。
『経済参考報』によると、下半期から始動する『航空エンジン特別行動計画』は、ターボファンエンジン、ターボジェットエンジン分野に重点を置くと同時に、市場で一定の需要があるターボシャフトエンジン、ターボプロップエンジン 、レシプロエンジンなどの分野もカバーし、大型の高バイパス比ターボファンエンジン、中小型のターボファンエンジン/ターボジェットエンジン、中・大出力のターボシャフトエンジンといった重点製品の研究・開発を強化する。また、ゼネラル・アビエーション(ゼネアビ)機用エンジンの運営、航空エンジン生産ラインのインテリジェント化など複数の産業モデルプロジェクトを立ち上げる予定。さらに、高バイパス比ターボファンシステム、高圧圧縮機などのコア部品や、高耐久性ターボ、航空機複合材料といったコア技術の研究・開発にも力を入れる方針。
国家発展改革委員会、民用航空総局などの指示に基づき、『民用航空発展“十三五”計画』、『全国民用空港配置計画』も下半期に編成作業を終え、適時に発表される見通し。情報筋によれば、『民用航空発展“十三五”計画』では、「十三五」(2016~20年)期間の民用航空分野の各主要指標はいずれも「十二五」(2011~15年)期間と比べ二ケタの伸びを維持し、国内、国際航空路線の数も大幅に増加すると予測している。
下半期に発表される『戦略新興産業“十三五”計画』では、大型航空機分野についても今後の発展戦略が示される見通し。◇座席数130~200席、ナローボディ型、高亜音速の短・中距離機、◇座席数250~350席、ワイドボディ型、高亜音速の中・長距離機--の発展に重点を置く。また、地方路線に投入されるターボファン機、ターボプロップ機、70席級のターボプロップ機や無人機なども「十三五」期間における航空機産業の重要分野と位置付けられている。
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