「当初はアメリカの単純な真似からスタートしたが、今では自己のイノベーションを有している。中国のインターネット企業が歩んでいるのは自分たちの道である」(王氏)。「アメリカのインターネットの隆盛は技術革新を源泉とするが、中国の場合はビジネスモデルの革新を源泉としている」「タオバオはアマゾンの真似と見られているが、よく吟味すると、タオバオはアマゾンをベースとして多くの中国化イノベーションを生み出している。その中には詳細な評価システムや物流方式、価格ランキング方式などがある。こうしたイノベーションは、消費者のネットショッピングをより便利なものにしただけでなく、『美麗説』などの独力による中国のネット企業をも生み出した。こうしたモデルが海外で定着すればアマゾンより速く、より便利になるだろう」と話す。
インドのネット業界が中国の真似をあれこれ研究しているとき、一方の中国の同業界もこうした中国モデルをインドに運び込もうとしている。陳修建氏もその中のひとり。彼は今インド版の「微頭条」アプリを作ろうとしている。 「中国と同様、インドの各階層の趣味に関する問い合わせのニーズはとても多い。インドはIT大国だが、彼らの強みは技術分野のアウトソーシングであり、モデル作りやイノベーションは強くない。このため現地の企業はまだそうした分野での成功例がない。私にはインド市場を開拓する自身がある。まだ全面的な展開は行っていないが、インドではすでに数百万の搭載量がある」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月6日