「第二の前海」へと成長しつつある横琴

「第二の前海」へと成長しつつある横琴。

タグ: 前海

発信時間: 2016-06-07 09:22:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「横琴は現在、『2年前の前海』のような黄金期にある」。業界関係者の間ではそんな評価が広まりつつある。国家観光局はこのほど、横琴新区による国際レジャー観光島の建設を支持する通達を行った。同区初のランドマークとなる文化事業で、金融とメディアが業種を超えて協力する国内初のモデル事業「横琴金融伝媒中心(メディアセンター)」も正式に登場した。同センターは、金融メディアプラットフォームの構築を目的とし、「南方書画院」などの文化資源導入が決まっている。同プロジェクト初の財産権70年のマンション商品もすでに登録を開始しており、47平方メートルと82平方メートルの2つのタイプのモデルルームが公開されている。

「2年前の前海」の黄金期にある横琴

前海・南沙・横琴の3大自由貿易区は、広東・香港・マカオ経済の協力・発展を深めるという歴史的使命をともに背負っている。そのうちマカオと川を隔てて接する横琴は、大陸部とマカオ・香港が陸橋でつながる唯一の場所であり、交通の極めて便利な立地にある。広東・香港・マカオ経済へのその影響力の範囲と潜在力ははかりしれない。「広東の3大自由貿易区を見ると、深センの前海は出発時からすぐれた条件に恵まれ、急速な建設が進められ、金融産業を核心として発展をリードし、不動産の急速な上昇を促しており、3大自由貿易区を引っ張る『兄貴分』の役割を演じている。横琴は現在、『2年前の前海』を思い起こさせる黄金期にある」と分析する人もいる。

横琴で開発可能な面積は28.2平方キロメートルで、前海のほぼ2倍に達する。その開発計画から見ると、横琴は前海を上回る将来性を備え、今後の全体としての発展空間と革新発展モデルの潜在力はより大きいと言える。横琴は現在、「分線通関」(マカオ側と大陸部側とを分けた通関政策)と海の島としての特殊な地形を生かし、「金融島」ゾーンの構築と国内初の「オフショア金融島」の建設を計画している。珠海を含む珠江河口西岸都市により多くの投資業務をもたらすねらいだ。ある専門家は、「横琴がもしも人民元オフショア業務の決済センターになれば、より多くの企業を珠海に引きつけることができるだけでなく、珠江河口西岸の金融業の珠海への集中を促進させ、金融資本の集中した新たな要地と特色に富んだ『財産管理島』を形成することができる」と指摘する。

「国際レジャー観光島」建設も支持獲得

横琴の登録企業はこれまでに1万7千社に達し、そのうち42%を観光、26%を金融系の企業が占めている。将来の発展の必要に基づき、「金融島」としての横琴は今後、国内初の「オフショア金融島」を構築し、新たな国際金融センターとしての発展を目指す計画だ。横琴の各施設やプロジェクトが続々と竣工・運用開始し、優遇政策の実施が始まる中、優れた条件と整った交通施設を備えた横琴の不動産価格は、現在の1平米4万元足らずから、将来的には前海の1平米12万元に匹敵するものと見込まれており、その投資の余地は大きい。

このほか横琴新区の国際レジャー観光島の建設に関する指示請求も、回答と支持を獲得している。珠海のベテラン不動産業者はこれについて、横琴には現在、長隆国際サーカスフェスティバルや長隆海洋王国、華発国際テニス場などの多くの観光スポットがあるほか、湿地公園やHello Kitty公園などの落成もひかえており、「横琴の観光業はすでに良好なスタートを切っている。これは不動産業にも影響する。代表的なプロジェクトの落成が進めば横琴は飛躍的に発展すると見られ、横琴の各業態の不動産市場の長期的な見通しは明るい」と指摘している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月7日

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