英国メディアによると、英国の欧州連合(EU)離脱騒動をめぐり、中国の政府指導部や財界人はいずれも残留を望む意見で一致している。
英BBCは6月17日、英国のEU残留を望む意見がなぜこれほど強いのかを知るには、中国による英国での投資規模を理解する必要があるとの見方を示した。中国が資金支援の対象としている英国のブランドと企業を挙げると非常に長いリストができ、シリアルのウィータビックス、百貨店のハウス・オブ・フレーザー、自動車のMG、ロンドンタクシー、ヒースロー空港、マンチェスター空港などと続いていく。
英国はイタリアに次ぐ欧州第2の中国からの投資受け入れ国となった。投資家の多くは、英国のEU離脱でこうした経済関係が損なわれることを懸念する。
一方、英国政府と中国政府の緊密なパートナーシップにより英国経済が繁栄することを多くの人々が望んでいる。