「十三五」(第13次5カ年計画、2016~20年)期間中に、中国の太陽エネルギー発電産業は大幅な規模拡大が期待できそうだ。国家能源局の指標によると、2020年末には、中国の太陽エネルギー発電設備容量は1億6000万kW、年間発電量は1700億kWhに達する見込みだ。
設備容量1億6000万kWの内訳は、太陽光発電が1億5000万kW、太陽熱発電が1000万kW。太陽熱発電集熱器の保有面積は8億平方メートルに上る。
中央・地方政府による優遇措置を背景に、太陽光発電は農村部を中心に普及が進み、電力会社の電力網に系統連系を行う分散型太陽光発電設備を設置する世帯が増えている。浙江省金華市を例にとれば、2015年だけでも国網浙江省電力公司金華供電公司が系統連系を行う分散型太陽光発電設備を設置する世帯は920世帯、設備容量は4308kWに上る。