国網金華の責任者は、一般的な農村家屋の屋根には24枚の太陽光パネルが設置可能で、1年間の平均発電量は7200kWhに上る。金華市は農家のニーズに合った「3つのモデル」を提案する。具体的には、【1】全額購入方式。1世帯あたりの年間収益率は投資額の12-20%に達し、5-7年で初期費用が回収できる。【2】「太陽光発電融資」方式。少ない頭金で太陽光発電所としての収益を早期に上げられる。【3】リース方式。農家は太陽光発電企業に屋根を貸し出し、企業と住民が共同で売電収益を得る。――というものだ。
国家能源局新エネルギー・再生可能エネルギー司の梁志鵬・副司長は、「十三五」期間中に中国は太陽光発電市場の整備を進め、急速な規模拡大と普及を進める方針だと説明する。具体的には、◇土地柄に応じた多様な方法による太陽光発電の普及促進。◇電力制度改革と併せて、華中・華東地区での分散型太陽光発電を推進。◇送電網拡充と併せて、大型太陽光発電基地の建設を推進。◇総合的な土地と電力市場の実用化に向けた条件整備、太陽光発電の総合利用と電力改革などのモデル基地の構築、――などに取り組む。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月20日