中国製スパコンが世界一に、米国の主導的な地位が低下

中国製スパコンが世界一に、米国の主導的な地位が低下。

タグ: 中国製スパコン 神威太湖之光

発信時間: 2016-06-21 16:01:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

20日に発表されたスパコン最新ランキングは、米国に脅威を抱かせたようだ。同ランキングの創始者、米テネシー大学のジャック・ドンガラ氏(コンピュータ科学者)は、中国製スパコン「神威太湖之光」クラスの計算速度を持つ米製スパコンは、2018年にならなければ稼働開始できないと表明した。ドンガラ氏によると、「神威太湖之光」は約4万1000個のチップでできており、各チップにはプロセッサのコアと呼ばれる260個の小型計算エンジンが内蔵されている。開発者は1065万個のプロセッサのコアを、40のキャビネットに実装できる。米国の計算速度が最も高いスパコンには、約56万個のコアしか内蔵されていない。「神威太湖之光」は高性能であり、省エネ性能も高い。ドンガラ氏はまた、「中国のスパコンは2001年の時点では1台もランクインしていなかったが、今や米国を抜いた。これは他国を上回る成長率だ。中国製スパコンの数の増加は、一つの流れとなっている」と述べた。

米ブルームバーグは20日、中国のこの成績は、世界の技術をリードする米国の「脅威」だと報じた。これは輸入技術への依存の打破に向けた進展だ。この新型スパコンにより、この人口が世界最多の国は今後、米国の国防技術・安全技術設備への依存度を下げることができる。

米サイトは20日、「中国のスパコンが世界で計算速度が最も高いコンピュータになった。この科学と国防にとって極めて重要とされる技術分野における、米国の主導的な地位の低下が浮き彫りになった」と論じた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月21日

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