AIIB開業から半年、その歩みを振り返る
AIIB開業から半年、その歩みを振り返る。
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アジアインフラ投資銀行（AIIB）の第1回年次総会が25−26日にかけて北京で開かれた。年次総会ではAIIB開業以降の運営状況が報告され、かつ未来の発展など数多くの話題をめぐり議論が展開された。開業から半年以上がたつが、AIIBは何をしたのだろうか？
年次総会の開幕日、金立群総裁は理事会で可決された第1陣となる4事業・計5億900万ドルを発表した。これにはタジキスタンの首都ドゥシャンベとウズベキスタンの国境地域を結ぶ道路改築プロジェクト、パキスタンM4国家高速道路（シアールコート〜カネワール区間）、バングラデシュ送電網改良・拡大工事、インドネシアのスラム街改築工事が含まれる。
中国銀行国際金融研究所の宗良副所長は、人民日報のインタビューに応じた際に「4事業はアジア4カ国に分布し、アジアに根ざすと同時に各国の需要を十分に考慮している。融資に過度な集中は見られず、プロジェクトは合理的に計画されている。また5億ドル以上の融資はすべてインフラに向けられており、AIIBが当初の主旨に基づき活動を推進していることが分かる。AIIBは開業から半年で、幸先良いスタートを切ったと言える」と述べた。
具体的なプロジェクトを見ていくと、AIIBの融資によりプロジェクト所在国の生活水準が大幅に向上する。パキスタンのM4高速道路を例とすると、パキスタン計画・開発大臣は、「パキスタンにとって、同区間には非情に重要な戦略的意義がある。交易と雇用を促進し、さらに貧困撲滅、基礎交通の品質・効率向上、包括的成長を促すことができる」と述べた。
AIIBの運営・組織枠組みが形をなしつつある。金総裁によると、高品質の優秀人材の招聘がAIIBの主要原則だ。AIIBの高級管理チームがまもなく発足し、中間管理者は招聘中。年末までに職員数は100人ほどに達する見通し。
宗氏は、「AIIBは世界から優秀な人材を集めている。これはグローバルな視野を示している。例えば副総裁は英国、ドイツ、インド、韓国、インドネシアなどの国の出身で、このような人員構造はより公平で公正な各種事業の展開を促す」と話した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年6月27日
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