聯合ニュースは26日、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が同日発表したレポート『中国国際電子商務動向及び韓国進軍戦略』を引用し、「中国で海淘市場(ネットで海外商品を購入)の主役となっている20~30代の女性は、商品の価格よりも正規品であるかどうかを重視する」と伝えた。
中国のネット市場が急速に発展し、次第に従来の流通市場にとって替わろうとしている。同レポートはこうした中国の通販市場の動向や政策の変化、専門家の意見などに対して分析を実施。そのうち「理解編」では国内及び海外ネット通販業者の発展過程を、「制度編」では通関制度などの政府の政策を、「応用編」では物流・通関戦略・サイト利用などの韓国企業が実際に利用する場合の情報を、それぞれ紹介している。
また同レポートは「中国人は安い商品を気に入っている」という古い考えは捨てるべきだと強調。海淘市場で買い物をする若い女性たちは、商品の必要性をよく検討し、たとえ同じブランドでも海外の正規品を購入する傾向が強いと分析している。 韓国企業がその市場を攻略しようとするならば、中国の消費者に「正規品販売」という信頼のイメージを植え付けることが大切となる、という。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月29日