「マカオ日報」の報道によると、横琴新区の商事主体の登録数はこれまでに2万1千社に達した。このうち「重大プロジェクト」「本部型企業」「香港・マカオ企業」「金融系企業」は横琴企業の実力ランキングの「四天王」となり、産業集積効果もすでに表れつつある。
重点投資は400億元超
横琴新区工商局の統計によると、横琴新区の商事主体登録数は6月末までに2万社を突破し、産業集積度は急速に高まっている。さらに観光レジャー産業やハイテク産業、金融産業、ビジネスサービスなどのハイエンド産業では、独特の優位性が蓄積されている。
重大プロジェクトの建設は、横琴の経済成長を引っ張る機関車となっている。十字門中央ビジネス地区(CBD)を代表とする一連の大型プロジェクトの建設は急ピッチで進み、横琴の発展において注目を集める「大型プロジェクトクラスター」を構成している。統計によると、横琴で重点建設対象に指定されたプロジェクトは今年だけで130件にのぼり、投資総額は約441億6千万元に達した。プロジェクトには、香洲埠文化院街一期プロジェクトや南方金融メディアビル、フェレッティヨットハーバー、横琴金融産業発展基地などが含まれる。行政インフラや産業発展をカバーするこれらのプロジェクトは、横琴の長期的な発展に重要な役割を果たすものと見られている。
500社以上のマカオ企業が進出
横琴には本部型企業も急速に集まりつつある。横琴への導入が決まったまたは商談中の世界トップ500企業は63社、国内トップ500投資プロジェクトは98件に達し、建設中の82重点プロジェクトの総投資額は3200億元を超えている。大部分のプロジェクトはいずれも大型または超大型の規模に属する。
横琴自由貿易エリアの各政策が相次いで実施され、交通・通関環境が着実に改善される中、横琴への進出をチャンスと考える香港・マカオ企業はますます増えている。今年4月末までに、横琴の香港・マカオ企業は857社に達し、このうち香港企業は323社、マカオ企業は534社だった。4月だけで、香港・マカオ企業は前年同月比2倍と4.6倍の成長を記録した。
多くの香港・マカオ企業の横琴への進出は、香港・マカオの資本や市場、技術、管理などの生産要素資源への横琴の接続に有利であるだけでなく、進琴・香港・マカオの3地の融合、とりわけマカオ産業の多元的発展の促進の重要な力となっている。
横琴新区工商局によると、マカオ企業の横琴における投資プロジェクトも急速に推進されている。今年2月には、広東・マカオ協力産業パークの最初の12件の重点プロジェクトが横琴でいっせいに起工され、同時に4件のプロジェクトも締結された。プロジェクトの総投資額は600億元を超える。ハイテクや文化クリエイティブ、観光、ビジネスサービスなどの多くの分野をカバーするこれらのプロジェクトは、産業の多元的発展という未来のマカオの方向性にも合致している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月11日