日本の厚生労動省が8日発表した5月の毎月勤労統計調査によると、名目賃金にあたる働く人1人あたりの現金給与総額は26万7900円(約2660米ドル)だった。前年同月比0.2%減と、11カ月ぶりに減少に転じた。
厚労省は、給与水準が低い非正規労働者の割合が上昇したことで、全体の給与水準を押し下げたほか、通勤手当や賞与などが4.1%減少したことも響いたとしている。
雇用形態別では、正規労働者の5月の給与総額は前年同月並みだったが、非正規労働者の給与総額は0.5%減少した。また、正規労働者の数は前年同月比で1.7%の増加にとどまった一方、非正規労働者は2.6%増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月11日