日系自動車メーカー大手4社の中国での6月の新車販売台数が5日、出揃った。中国政府が小排気量車向けに減税措置を適用したことで、日産自動車、マツダ、ホンダの3社は、6月の新車販売が過去最高となった。
日産は、減税対象の主力セダン「シルフィ」の販売好調を受け、6月の販売台数が前年同月比17.0%増の10万9100台となった。マツダは、同15.7%増の2万132台と、約3カ月ぶりに前年を上回った。中でも、減税対象の「マツダ3」(日本名アクセラ)が好調だった。ホンダは、スポーツ用多目的車(SUV)の「CR-V」が好調で、同31.8%増の9万6692台と高い伸びをみせた。
一方、トヨタ自動車は、同3.4%減の9万7100台と、約6カ月ぶりに前年を割り込んだ。主力セダン「カローラ」の販売不振が響いた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月11日