中国証券投資家保護基金が発表した「2016年6月中国証券市場投資家信頼感調査分析リポート」によると、6月の投資家信頼感指数は54.9に達し、前月を14.9%上回った。指数は悲観・楽観の分かれ目となる50を回復し、2016年上半期で最高水準に達した。
上半期の投資家信頼感指数は全体的に安定推移し、50を挟んで変動した。指数は3月と6月に顕著に上昇し、それぞれ54.7と54.9に上った。
6月は指数を構成するサブ指数もそれぞれ上昇した。うち、株式市場楽観指数は58.3と前月を12.9上回り、最大の上昇幅となった。向こう1カ月で上海総合指数が「上昇する」と予想する投資家は28.2%、「横ばい」は48.4%、「下落する」とみている投資家は14.1%、「わからない」と回答したのは9.3%だった。向こう3カ月については、「上昇する」が30.5%、「横ばい」が40.7%、「下落する」が15.3%、「わからない」が13.5%だった。株式市場が向こう1カ月、3カ月で上昇するとみている投資家の比率はいずれも5月を顕著に上回った。