韓国紙「朝鮮日報」ウェブサイトの7月13日付記事によると、シェアエコノミーはアメリカが起源だが、いま最も盛んなのは中国だという。中国国家情報センターが今年2月に発表した「中国シェアエコノミー発展報告2016」は、中国のシェアエコノミーの市場規模が昨年末までに1兆9500億元に達したとしている。
中国のシェアエコノミーが最も活発な分野はカーシェア関連で、最も代表的な企業が“中国版UBER”と呼ばれる「滴滴出行」だ。昨年の年末までに滴滴出行に登録する運転手は1400万人以上に達し、乗車客は2.5億人を超えた。昨年の総取引額は14憶3000万元に上る。企業価値は250億ドルと見積もられている。
“中国版Airbnb”と呼ばれる「途家」は中国の代表的なルームシェアサービス企業だ。2011年12月に創業された同社は拡大を続け、現在、中国国内325地域と海外1085地域でサービスを提供する。住宅、別荘、マンションなど、登録されている部屋はすでに40万室に達する。スマホアプリのダウンロード数は中国で1億5000万回以上に上る。現在の企業価値は10億ドルと見積もられている。
途家は先月、韓国に進出することを発表した。中国のシェアエコノミーには他にも「来拿」、「幇幇」などのスマホアプリがある。来拿は、家でいらなくなったものをお互い無料で交換するサービスで、幇幇は知識をシェアするサービスである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月19日