中国とドイツ、互いを参考にスマート製造発展へ

中国とドイツ、互いを参考にスマート製造発展へ。

タグ: 中国製造

発信時間: 2016-07-18 14:10:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国・ドイツスマート製造企業家大会が江蘇省南京市で先ごろ開かれ、中国とドイツの政府、企業、商業貿易協会などの関係者が「中国・ドイツ工業界の高度協力を推進する取り組み」をテーマに議論を行った。

中国工業情報化部(工信部)の辛国斌副部長は、中国とドイツの産業に類似性と補完性があり、ハイエンド装備製造や省エネルギー・環境保護、新エネルギ、中小企業発展をめぐる双方協力の潜在力は非常に大きいとの見方を示した。「中国とドイツ両国が中国・ドイツ規格統一委員会の枠組みのもと『インダストリー4.0』の規格化をテーマに議論を行っており、華為(ファーウェイ)を代表とする中国の情報通信大手企業は欧州で積極的にスマート生産のソリューション開発に関与している。同時に、シーメンス、ボッシュ・レックスロス、KUKAロボティクスなど『インダストリー4.0』を進めるドイツ企業も中国で市場開拓に注力し、中国顧客のニーズに応じ、スマート生産の関連技術、製品、ソリューションを普及させている」と説明した。

ドイツの企業代表は中国の技術と制度のアドバンテージを高く評価している。CeBIT(セビット)情報通信展示会の責任者を務めるオリバー・フレイザー氏は、ドイツが機械製造、工業オートメーションなどの分野で世界トップ水準にあるものの、情報技術が弱いため、世界最大の情報製品生産拠点で成長が最も速い消費、応用市場となる中国の情報技術を深く学ぶ必要があると指摘。「ドイツの『インダストリー4.0プラットフォーム』が初めて示した『インダストリー4.0マップ』はドイツ各地の200余りに上る『インダストリー4.0』応用事例と中小企業による応用研究開発の試験地を紹介している。中国の制度は、大規模事業に集中的に力を注ぐことが可能で、スマート製造プラットフォーム建設を強化し、産業界、企業、科学研究所など各方面の広範な関与につながる」と述べた。

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