中国の投資家は今年上半期、164社の欧州企業を買収するか、株を取得した。多くの投資は密かに行われた。しかし最近の2つのケースは、大きな波を立てた。これはドイツのロボット大手クーカ株の取得、セルビア・スメデレボ製鉄所の買収のことだ。オーストリアのディ・プレス紙(電子版)が13日に伝えた。
コンサルティング会社のアーンスト・アンド・ヤングの研究報告書によると、これは2014年通年の総量を上回っている。取引額も急増し、記録的な724億ドルに上った。そのため同報告書の筆者は、2016年通年で記録が更新されると予想した。2015年通年の買収件数は183件。
中国にとって最大の買収先はドイツで、計37件となっている。2位のフランスは23件。最大の取引は、スイスで行われた。中国化工集団は、スイスの農薬世界大手シンジェンタに対して、440億ドルの買収額を提示した。オーストリアは中国人による買収の旅で過疎化しており、買収件数は現在まで2件のみだ。浙江開山圧縮機株式有限公司は、オーストリアのLMF社の大多数の株を取得した。中鼎公司はオーストリアのダイカスト企業を買収した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月15日