20か国・地域(G20)労働雇用大臣会議が北京市で閉幕した。今回はG20設立以降に開かれた第7回目の会議だった。代表団は「創新(イノベーション)、就業機会の充実、就業能力の適応、就業の質向上」をテーマに、就業機会の拡大や就業能力の強化、就業の質向上などをめぐる議論を行った。
同会議では、就業の伸び鈍化や青年の失業、賃金の伸び不足、所得の不平等などの課題について、G20加盟国が一体的行動と国家行動を通じて対応する方針が示された。包括的で持続可能な経済成長の促進、完全雇用と生産的就業の実現、適切な労働の享受を目指す。
また、経済成長と就業拡大の促進においてイノベーションの重要な機能を発揮させ、創業が適切な就業、創造力、イノベーション、経済成長を推進する重要なエンジンとなるためのG20創業行動計画がまとめられた。中国が主導的な役割を担い、G20経済体創業研究センターを設立し、創業の進捗状況分析と比較研究を行うことが受け入れられた。
今回の会議では、グローバル化、技術イノベーション、働き方、人口動態がG20の労働環境に及ぼす深刻な影響について話し合われた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月15日