▽営利水準が航空会社を猛追
世界でもっと稼ぐと評判の京滬高速鉄道は、15年にのべ約1億3千万人を運び、旅客輸送量は国内4大航空会社を抜いたことが注目される。15年の利益データによれば営利能力は旅客1人あたりの平均利益でみると50元に上り、国内の航空会社を猛追し、一部の航空会社はすでに追い抜いている。
飛行機と鉄道の戦いはこれからどうなるか。15年末時点で、中国高速鉄道の営業距離は1万9千キロメートルと世界一だ。国家発展改革委員会が今年7月20日に発表した「中長期鉄道網計画」では、25年をめどに国内鉄道網の規模を17万5千キロメートルとし、高速鉄道は約3万8千キロメートルを目指し、現在の「四縦四横」を「八縦八横」へ全面的にバージョンアップさせるとしている。
業界関係者は、「高速鉄道ネットワークと多数の都市間鉄道の建設・運行開始により、未来の輸送産業の競争には大きな変化が生じ、特に航空会社と高速鉄道会社が、旅客の流れ、サービス、料金をめぐって全面的に争うようになるとみられる。また鉄道産業内の競争も徐々に激しくなり、一連の古い鉄道路線も航空会社と同じく高速鉄道に客を奪われる圧力に直面することが予想される」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年7月22日