投資の減速に過度な懸念は無用 中国経済情勢分析

投資の減速に過度な懸念は無用 中国経済情勢分析。

タグ: 中国投資

発信時間: 2016-07-22 16:35:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年に入ってから、民間投資の伸び鈍化による影響で、中国の固定資産投資全体の伸び率が反落した。中国国家統計局のデータによると、2016年上半期、中国全国の固定資産投資は前年同期比9%増と、伸び率は第1四半期を1.7ポイント下回った。民間投資は同2.8%増と減速が続いており、特に上半期の第三次産業への民間投資の伸び率がわずか1.6%増に止まり、民間投資減速状況が深刻化しているといえる。

しかし、経済が新常態(ニューノーマル)に入っている状況下、投資の減速に一定の合理性があり、これに対して過度な懸念は不必要である。

国際的な経験から見て、一国の経済成長が下降期に入ると、往々にして投資減速が伴われている。消費、雇用が安定であれば、必ずしも高い投資の伸びを維持することによって高成長を達成する必要はない。

換言すれば、短期的な投資減速を容認する考えが必要だ。なぜなら、過剰生産能力の解消や、経済構造のリバランスの段階における投資減速は回避できないものだ。

データから、2016年上半期の中国の投資減速は民間投資のペースダウンによる影響が大きかった。民間投資の投資全体占める割合が60%を超えている現在、そのペースダウンによる影響も顕著だ。

しかし、いくつかの積極的要素が蓄積しつつあることに私達が目を向けるべきだ。民間投資減速が産業のモデルチェンジを促していると同時に、固定資産投資の構造も絶えず合理化している。上半期、中国のハイテク投資が前年同期比13.1%増となり、高エネルギー消費、とりわけ生産能力過剰産業への投資が低下し、脆弱分野発展強化要因のある水利・環境保全・公共インフラ分野の投資の伸び率が26.7%にも達した。

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