投資の減速に過度な懸念は無用 中国経済情勢分析

投資の減速に過度な懸念は無用 中国経済情勢分析。

タグ: 中国投資

発信時間: 2016-07-22 16:35:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

無論、中国経済が段階的に安定化を維持しているという状況において、投資の経済成長への牽引的な役割を無視することもできない。短期的に外需の大きな変化に期待できず、消費の拡大に一定の期間を要するということを踏まえ、有効投資の拡大は脆弱分野の発展強化、経済構造の調整、経済成長の新原動力の育成において「1石3鳥」の効果がある。

当面、短期的に国有資本主導のインフラ投資の拡大が、民間投資の減速をある程度相殺することができる。ただ、これが経済成長を長期的に下支えすることは困難である。経済の活力を引き上げる上で、民間投資の積極的な参与が根本的なものであるため、民間投資の喚起はなくてはならない。

7月18日、『中国共産党中央・国務院の投融資体制改革に関する意見』が発表された。これは今月初めに国務院弁公庁が『民間投資関連取り組みの一層の強化に関する通知』の通達後、政府レベルのもうひとつの重要政策決定だ。そのほか、民間企業の投資意欲を高め、民間投資の持続的かつ健全な発展を後押しするため、中国国家発展改革委員会(委改委)などの中国政府部門が民間投資規模が大きく、減速が目立つ省・直轄市・自治区を対象に重点的な指導を行う方針だ。

全体的に見て、2016年上半期の中国経済の先行指標が改善し、市場環境が安定化していることを背景に、各方面の努力により、中国の固定資産投資、特に民間投資が安定を取り戻す条件が整いつつある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月22日

 

 

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