商務部の沈丹陽報道官は19日、ASEANの対中投資はここ数年、総体的に成長傾向にあるとし、上半期のASEANの対中投資がいくらか減少したのは、市場と企業投資における正常な現象だとの判断を示した。
商務部は19日、定例記者会見を開いた。沈丹陽報道官は、今年上半期と6月の中国の商務動向の状況について報告し、質問に答えた。
ある記者は、6月のASEANの対中投資は比較的大きな減少となり、減少幅は57%に達したが、その原因は何かと質問した。沈丹陽報道官は、ASEANの対中投資はここ数年、総体として成長の状況にあり、昨年の成長は目覚ましかったと指摘した。上半期のASEANの対中投資はいくらか減少したが、これは市場と企業投資における正常な現象だという。
沈丹陽によると、今年上半期の中国の総体的な外資利用状況は順調で、総体的に成長を保持し、とりわけハイテクサービス業とハイテク製造業での外資導入はどちらも成長を実現した。中国が現在進めている外資利用の構造調整は主に、ハイテク・ハイクオリティ・ハイレベルの方面に向かうもので、上半期に成長が高かったのも欧米の先進国・地域からの投資だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月24日