米メディア:中国人の国産車購入はもはや「手元が苦しいから」ではない

米メディア:中国人の国産車購入はもはや「手元が苦しいから」ではない。

タグ: 国産車購入,自動車メーカー

発信時間: 2016-07-27 16:11:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米フォーブス誌のウェブサイトにこのほど、米国の自動車ブランドは中国市場で「勝ち組」と「負け組」に分かれているとする記事を掲載した。ステイタスシンボルとなる高級自動車ブランドは勢いよく発展しているが、価格相応の品質を備えた自動車ブランドの中国市場での売れ行きは芳しくない。(文:中国自動車産業記者Michael Dunne)

この現象の主な原因の一つは、国産メーカーの自動車と海外メーカーの自動車とで品質の格差が縮まっていることだ。

私が中国にやって来た25年前には、もしもオフィスで誰かが中国の国産車を買ったと聞けば、ほかの人は、海外の有名ブランドの車を買えなかったのだと思ったものだ。「エンジニアの李さんは奇瑞(Cherry)のQQを買ったらしいが、懐がさびしいんだろう」といった具合だ。

だがこうした烙印は急速に色あせている。長城(Great Wall)や吉利(Geely)、栄威(Roewe)などの一連の国産メーカーは技術革新を堅持し、日々改善を続けている。吉利汽車のSUV車「博悦」は、アップル社の「CarPlay」システムに対応している上、音声の自動識別や付近のガソリンスタンドの検索などもできる。長安汽車は今年初め、1200マイルの無人運転長距離路上試験を完了した。今年7月には、上海汽車集団と阿里巴巴(アリババ)の連携による初のインターネット自動車「栄威RX5」が打ち出された。「YunOS」の研究開発チームが車両の開発プロセスに加わり、クラウドコンピューティングとスマート車両とが結合された。

米国の自動車メーカーだけではない。現代(ヒュンダイ、韓国)やシトロエン(フランス)、起亜(韓国)の中国での販売台数も低下している。自動車の買い手らは、中国の自主メーカーの自動車が品質面で海外のブランド自動車と肩を並べるだけでなく、価格面での優位性を持つことに気づき始めている。

中国の自主メーカーのSUV販売台数は今年、海外ブランドに初めて追いつき、これを追い越すものと見られている。重慶長安汽車の販売台数は今年、100万台以上と見込まれている。第2位の長城汽車の販売台数は90万台に達すると予想されている。第3位の吉利汽車は今年、60万台の販売を目指している。

中国の自主ブランドの電動車にも期待が集まっている。国産メーカーの比亜迪(BYD)の売れ行きは好調で、販売台数は今年倍増し、60万台に達する見通しだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月27日

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