第13次五カ年計画期間(2016−20年)の初年度、中国経済は複雑な国内外の情勢下、坂を登り溝を越え、モデルチェンジと産業構造高度化の効果的な手段の模索に取り組んでいる。モデルチェンジと産業構造高度化という苦しい戦いに勝つ方法は、経済発展の中でも特に重要になっている。
中国の国内総生産は今年上半期、前年同期比6.7%増となった。中国経済は全体的に、安定的かつ着実に前進している。中国経済はある意味、すでに新たな成長の状態に入っている。成長率の低下は、モデルチェンジと産業構造高度化において避けては通れない道だ。供給側改革、「三去一降一補」(過剰生産能力の削減、在庫の削減、デレバレッジ、 コストの引き下げ、脆弱分野の補強)といった改革政策の発表と実施は、モデルチェンジと産業構造高度化の新たなスタートラインだ。
データによると、中国第三次産業の国内総生産に占める割合は上半期、前年同期より1.8%上昇し54.1%に達し、第二次産業を14.7ポイント上回った。原炭と粗鋼の生産量は前年同期比で減少し、工業企業と分譲住宅の在庫に積極的な変化が見られた。公共施設管理業と情報産業の投資が急増した。「三去一降一補」が奏功し始めており、需要と産業構造がさらに改善された。
中国経済のモデルチェンジと産業構造高度化はまだ長い道を歩む必要があるが、自信を深め、困難を迎えながらも前進し、改革と発展の革新に取り組み、モデルチェンジと産業構造高度化の攻略戦に勝たなければならない。
この攻略戦に勝つためには、供給側の構造改革が必要だ。先ほど開かれた中央政治局会議では、「三去一降一補」という5大重点任務を全面的に実行し、効果的な市場競争により資源配置の効率を高め、自然淘汰と産業再編を実現し、過剰生産能力を抱える業界を狭め、科学技術革新を積極的に推進し、核心的競争力を強化し、新旧動力源の置換の推進を加速するとされた。