中国商務部は、中国の今年上半期のサービス貿易額が約2兆5000億元に達し、前年同期比で20%以上の伸びを示すと予想した。これが高度成長であることは疑うまでもないが、この成長率の裏に隠された細やかな変化、例えばサービス輸出額などはより注目に値する。
記者は昨年のデータとの比較を行った。中国の第1四半期のサービス輸出額は前年同期比4.5%増の4286億元。成長率が著しかったのは通信・コンピュータ・情報サービス輸出額で、28.6%増の424億9000万元にのぼる。管理やコンサルティングなどの現代ビジネスサービス輸出額も好調で、うち会計サービス輸出額は28.8%増の20億6000万元、広告サービス輸出額は34.8%増の64億4000万元。中国の1−5月のサービス輸出額は7318億4000万元で、伸び率が8.6%に達した。サービス輸出の構造は同期、改善を続けた。コンピュータサービス輸出額は20.4%増の650億元、技術サービス輸出額は23.9%増の376億元。金融、広告、情報などのサービス輸出額の伸び率も20%を超えた。
中国政府は近年、サービス貿易の発展を重視している。トップダウン設計の政策を拡大し、サービス貿易とサービスアウトソーシングの支持、対外文化サービスの発展に関する一連の重要文書を発表し、中国のサービス貿易の発展を力強く支援した。アナリストは、中国のサービス貿易が新たな黄金時代を切り開くと判断している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月31日