スポーツ用多目的車(SUV)は中国で発展が最も目覚ましいが、中国ブランドはSUVで自社の最高水準を示している。中国ブランドのSUVは今年、初めて外国ブランドを上回った。SUVの販売台数は、乗用車全体の35%を占める。
中国ブランドは電気自動車(EV)の販売でもトップの地位を占めている。バフェット氏が投資する比亜迪(BYD)は、このホットな分野のリーダーだ。その販売台数は今年、60万台に倍増する見通しだ。サムスンは先週、同社に4億4900万ドル出資し、バフェット氏やビル・ゲイツ氏と同じく、堂々たる世界の大株主になった。
ゼネラル・モーターズやフォードの経営層は、中国市場での高成長を特に重視してきた。中国の今年の自動車販売台数は2400万台に達する見通しだが、米国は1700万台だ。デトロイトはジープ、ビュイック、リンカーンといった有名ブランドの販売と利益の急増に、望外の喜びを感じていることだろう。しかしその他のブランドが、不安を募らせることは間違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月31日