記者が中国の雲南昌勝達投資有限公司(雲南昌勝達)から得た情報として27日に伝えたところによると、雲南昌勝達と中国の重慶市能源投資集団公司(重慶能投)は先ごろラオスの首都ビエンチャンで、ラオスにアジア最大の自然コーヒー生産拠点と産業パークを建設する提携契約を締結した。
ラオス商工省のケムマニ大臣ら政府関連部門の責任者と在ラオス中国大使館経済商務参事官の王其輝氏が立ち会うなか、雲南昌勝達の尹新華董事長、重慶能投輸出入公司の向永東董事長、ラオスポンサーリー省のカンペン副省長は26日、共同で提携契約にサインした。
尹新華董事長は、2社がコーヒープロジェクトを起点としてラオス北部でコーヒー生産拠点の基盤を固めると共に、一次加工工場の建設を加速する方針を示した。将来的にはビエンチャンで1万トン規模のコーヒー高付加価値加工工場を建設し、ラオス南部でも投資を拡大して中小規模のコーヒー企業の増産を支える計画で、「コーヒー取引センター」と「渝新欧」(重慶、新疆ウイグル自治区、欧州)交通のアドバンテージを活かし、ラオスのコーヒー輸出による外貨獲得と現地経済の成長を促進する。