ジェトロ(日本貿易振興機構)は28日に北京で、中国市場における日用品・生活雑貨等の販路開拓をサポートする「中国市場販路開拓商談会(2016 in 北京)」を実施した。ジェトロ北京事務所の田端祥久所長は「日本の対中輸出は、消費財、食品が大幅に伸びている。うち、紙おむつの伸びが力強く、2015年の対中輸出額は前年比89.5%増の10億7700万米ドルだった。スキンケア用品、シャンプー、バイク、バッグなどの対中輸出量も伸びている」と述べた。
2015年の日本の食品の対中輸出額は前年比21.3%増の5億1200万米ドルだった。ソフトドリンク、リンゴ、ビール、ミネラルウォーター、粉ミルクなどの乳幼児向け調製食品が著しい伸びを示した。
ジェトロは、「プチ贅沢」、「安心安全消費」、「ブランド・バリュー消費」が中国の近年の消費の特徴だと指摘する。