ロシアの自動車産業研究機関「AUTOSTAT」のまとめによると、ロシアでの2016年上半期中国製自動車販売台数は前年同期比6%増の1万5660台、市場シェアは0.4%拡大した。
ロシア経済は2014年下半期から楽観できない状況が続いており、ロシア市場から撤退する欧米自動車メーカーもある。欧州ビジネス協会(AEB)の統計によると、2015年12月のロシア小型車新車販売台数は前年同月比で45.7%減少し、ほぼ半減した。困難な状況にもかかわらず、中国の自動車メーカーは経営を維持。AUTOSTATのシニアアナリストは、市場全体が落ち込む中、6%の伸び率は非常に大きいと指摘した。
AUTOSTATの統計によると、ロシアで最も人気のある中国製自動車は、力帆X60、吉利帝豪、奇瑞瑞虎、中華V5などだ。2016年1-6月に、力帆集団は中国メーカーとしてはロシアで自動車販売台数トップとなり、販売台数は前年同期比63%増の7565台に達した。2位は吉利汽車の3108台、3位は奇瑞汽車の2618台。華晨汽車、長安汽車などの伸びも目立った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月9日