香港証券取引所は中期業績報告で、「深港通」(深センと香港の株式市場の相互乗り入れ制度)の技術的な準備が整ったと発表した。監督管理機関の承認が得られ次第、相互乗り入れが可能になるとしている。
このほか、2016年上半期の香港証券取引所の純利益は29億8500万香港ドルで、前年より27%減少した。中間配当は1株につき2.21香港ドル、配当性向は株主に帰属する当期純利益の90%を予定している。
2016年上半期、香港証券取引所の関連市場の取引は、いずれも下押し圧力に直面した。証券取引の売買代金は1日当たり平均675億香港ドルと、前年同期比で46%減少。デリバティブ市場の先物・先物オプションの1日あたりの取引量は3%減少。ロンドン金属取引所(LME)の金属先物の1日あたりの取引量は9%減少した。しかし、香港証取のIPO調達額は依然として世界のトップ水準にあり、オフショア人民元の通貨先物の1日あたり取引枚数は186%の伸びを示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月11日